マレットフィンガー
この記事をご覧のあなたは、病院でマレットフィンガーと診断されたか、その疑いがあって不安に感じているのではないでしょうか。
当院でも良く見るケガの一つですので、このページが少しでもあなたの役に立てば幸いです。
・マレットフィンガーとは
・突き指とどう違うの?
・早く動かし過ぎた時のリスク
・どうすれば早く治るか
マレットフィンガーとは
マレットフィンガーとは、槌指(つちゆび)とも言われ、
指の第一関節の腱の断裂、あるいは剥離骨折を伴う状態です。
主な症状は、指の腫れと内出血、熱感などがありますが、
「第一関節が伸ばせない」のが特徴的な症状です。
では、どういった時に発生するかというと、
・人とぶつかった時に指を傷めた
・野球のボールが当たって傷めた
など、突き指と同じような原因で起こります。
突き指とどう違うの?
一般的に「突き指」と呼ばれる状態は、
指の関節の靭帯の損傷を指します。
靭帯とは、骨と骨をとめているバンドの様なもので、
これを損傷すると関節がグラグラになるので、
将来指が変形したり、力が入りにくくなることがあります。
それに対してマレットフィンガーは、
指を伸ばすための筋肉に繋がる腱の完全断裂か、
その腱がくっ付いている骨の骨折を指します。
ですので、指の第一関節が全く伸びない状態になります。
早く動かし過ぎた時のリスク
この写真は当院に指の痛みで来院した方の写真です。
写真では分かりにくいですが、真ん中に写っている薬指を
自分で伸ばすことが出来なかったので、
マレットフィンガーを疑い、写真のような固定をして整形外科を紹介しました。
病院での診断結果は骨折を伴うマレットフィンガーで、
手術でワイヤーを入れ固定・リハビリし、今では元通り動くようになったそうです。
では、固定をせず、早く動かし過ぎるとどうなるかというと、
一生、第一関節が伸びなくなります。
指を使う頻度を考えると、一生治らないというのは、
あまりにもリスクが高いケガだと言えます。
どうすれば早く治るか
では、どうすれば早く治るかですが、
マレットフィンガーの場合、断裂した腱と腱、
あるいは骨がくっ付くまでの間、固定をする必要があります。
腱の場合の固定期間はおよそ6~8週間、
骨折の場合の固定期間はおよそ5~6週間と言われています。
これを縮めるためには、当たり前ですが、
より正確な診断を受けて固定をし、
固定期間中にしっかりと安静を保つこと、これに尽きると思います。
もし、あなたの通っている病院で
リハビリが受けられるのであれば理学療法士に、
整骨院であれば柔道整復師に手技で回復を早めてもらって下さい。
決して、勝手に固定を外したり、自分で動かして
早く治してやろうなどと思ってはいけないのが、
マレットフィンガーというケガです。
もし、それでも試合に間に合わせたい、早く仕事がしたいという方は、
出来る限りサポートしますので、当院にご相談ください。
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