【初マラソンの記録2】持ち物は?ペースはどうする?さが桜マラソン
九州屈指の人気大会、さが桜マラソン2017。
私にとって初マラソンだったこの大会の評判や、
サブ3,5を達成するための作戦は前回のブログに書きましたので、
今回はスタート前から実際のレースの様子を書いていきます。
本番もいつものシューズとウェア
本番だけ、張りきった服装で挑む。
これを関西では「イキってる」と言います。
マラソンに限らず、イキってると痛い目に合う事は、
経験済みなので(笑)、フルマラソン当日も普段通りの
ランニングウェアで挑みました。
それでもどれを着るかは迷ったのですが、
本番に近い時間帯に走った感覚から選んだのは、
・スパッツ
・短パン
・キャップ
・R×Lソックス
と、序盤の寒さと日差し対策の格好です。
有難かったのは、スタート直前まで沿道に家族がいてくれたので、
ギリギリまでジャケットを羽織って手袋をして、カイロを貼っていた事です。
僕のように脱いだ服を渡せない人は、捨てられるカッパを着たり、
ゴミ袋をかぶっている人もいました。
この日は最低気温5度、最高気温20度と朝と昼の温度差が大きかったからか、
他のランナーの服装も様々でした。
僕は寒がりでトイレも近いので、
スタート前後の寒さ対策を重視して服装を決めましたが、
結果的には15キロ地点でトイレにも行ったし後半暑かったので、
スパッツは無い方が良かったかもしれません。
ランニングシューズはというと、練習からずっと使っていた
ミズノウェーブエニグマ6を履きました。
これにはちょっと工夫をしていて、紐が緩んで靴の中で足が滑らないように、
コットン100%の紐に変えていました。
コレおすすめです。
あと、僕が院長を務めるすこやか整骨院は、
シューズにオーダーメイドのインソールを作れる整骨院なので、
もちろん自分の足用にカスタムしたインソールを使いました。
知らないランナーが多いですが、
オーダーインソールを使うだけで、走力はかなり変わります。
やっぱり腕時計は必要だった、走る時の持ち物
僕は練習中から腕時計は使わず、
スマホに入れたランタスティックというアプリでタイムとラップを確認しています。
これの良い所は、ワイヤレスのイヤホンと接続すると、
音楽を聴きながら自分のペースを確認する事が出来る所です。
ただ、GPSはやはり大雑把ですし、トイレとか行ったらかなり狂います。
普段の練習の時は携帯だけでも良いですが、
「腕時計はやっぱりあった方がいい」と思いました。
この他に捕食として、ゼリーを2つ持っていました。
一つはスタート30分前に食べ、もう一つは12キロで食べる用に。
何故12キロ地点なのかというと、
ゼリーを食べて消化するのに2時間程かかると何かに書いてあったので、
スタートして1時間後に食べたらそれから2時間後のラスト30分に
元気が出るかなーと思ってそうしました。
実際効いたかどうかは分かりませんが、
30キロで足が止まるという「30キロの壁」は殆ど感じなかったので、
それなりに効果あったのかもしれません。
いよいよスタート!ペース配分は
結果的にはこんな感じのラップになりました。
作戦とペース配分を細かく説明すると、
まず今回のサブ3,5攻略作戦である、
①5キロまでは混雑でペースが遅くても我慢
②ハーフまでにキロ/5分のペースに戻す
この2つはだいたい出来たと思います。ただ、
③ラスト5キロまでに2分の余裕を作る
これがなかなか難しかった(^^;)
というか、僕は余裕があるつもりで走っていたんですが・・
大事なペースの読み違え
これはランニングアプリの1キロ毎のラップですが、
長いので興味のある方だけ見てください。
こうやって見ても、本当にアップダウンが少ないコースですよね。
そして、我ながらいい感じのペース配分です(笑)
さて、全体のラップの平均は、表示では4:55となっています。
不思議なのは、そのラップで刻んでたなら、
2分は余裕があったはず、という事なんです。
4:58ペースでいけば、サブ3,5は達成できるはずなので。
スタートゲートでアプリのスイッチを入れたので、
ゴール時の全走行距離が「42,7キロ」となってるのを見た感じでは、
多分GPSだと距離がちょっとづつ短いんじゃないかなーと思います。
これが時計との違い。
何はともあれ、途中でズレに気づいて良かった。
沿道の声援で快調な序盤の走り
レース展開に話を戻すと、序盤から作戦通りのペースで走れたと思います。
Cブロックからのスタートだったので、
ゲートをくぐるまでに2分ほどかかりましたが、
混雑して走りにくいと感じたのは最初の3キロぐらいでした。
その間、ジグザグ追い抜くことはせずに、
前が開いたらスッと出るという感じで走って、
5:30/キロ以内では走れていたので、予想よりロスは少なかったです。
4キロ辺りから20キロ過ぎまでは練習でも良く走ってる距離ですし、
沿道の声援もとても大きくて、気持ちよく軽快に走れました。
練習では長崎市の坂道ばかり走っているので、
佐賀の平坦な道はとても走りやすかったです。
16キロぐらいでトイレ(小)に行きましたが、
殆どのトイレが空いていたので、気にならない程度のロスで済みました。
ただ、この辺りから日差しが結構強くなってきます。
運命の人、ペースメーカーとの出会い
Cブロック(中間)スタートの僕は、最終的に8,145人中864位でしたので、レース中は抜く人数の方が圧倒的に多くなるんですが、22キロ辺りで50代ぐらいの男性に抜かれました。
これがペースメーカーとの運命の出会いです(笑)
そのオジサンランナーの引き締まった脚とお尻、
センスの良いユニフォームとベテランが醸し出す雰囲気に惹かれ、
それまで孤独な一人旅をしていた僕は、
「この人に付いていくわ♡」
と、決意を固めたのでした(笑)
サブ3,5へ!勇気のラン!
22キロから35キロまではペースメーカーの力もあって、
意外なぐらい順調に走れました。
たしかに暑いしキツイのですが、
給水を最初から全て取っていたので脱水症状も出なかったし、
足もまだまだ動くぞ、という感じでした。
(タイムの貯金も十分あると思っていました)
しかし、35キロを過ぎた頃、例によって全然時間に余裕が無い事に気づきます。
このままでは結構ヤバイ。
そこで、ラスト5キロの看板の辺りで、
勇気をもってペースメーカーを抜き去ります。
さよならオジサン。お世話になりました!
ココからは本当に辛い、苦しい道のりでした。
走れはするけど、明らかにスピードは上がらないし、
ペースメーカーオジサンはもういない。
でも少しでもペースを落とすと、間に合わない。
ラスト3キロの看板の前で、スマホを出して時間を確認すると、
サブ3,5を達成するためには14:42しか残ってない。5分/キロじゃ間に合わない。
「もうあかん。ゆっくり走ろ・・」
この言葉と10回以上戦いました。
でも、負けませんでした。
ここで諦めたら絶対後悔する、
子ども達に頑張りぬいた自分を見せたい。
そんな事を考えながらのロングスパート。
良き先輩のアドバイスを信じで、
最後は空手で鍛えた上半身をフルに使いながら走りました。
多分、大会史上に残る、超あご上がりストライド走法だったと思います(笑)
ゴール後、完走証を見て、タイムを確認した時の感動は、
きっと一生忘れる事は無いと思います。
それぐらいキツかった、でも楽しかった42.195キロでした。
<初フルマラソンの記録>
グロスタイム3時間31分59秒 ネットタイム3時間29分47秒(ギリギリ!汗) |
ここまで読んで下さったあなた、有難うございます。
でも、初マラソンでサブ3,5を目指すアホは僕一人で十分です(笑)
決してマネしないでくださいね。
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